ブートデバイスをSSDに変えたのに起動が速くならない?……まれにブートの途中から、元のHDDで起動している場合があるようです。

HDDからSSDに入れ替えたのにもかかわらず、起動が全然速くならない場合に次のような現象が発生していることがあるようです。

発生条件:
1)PCに複数台のストレージが接続されている。
2)HDDからSSDをクローンした。(イメージバックアップから作成した場合も発生することあり)
 HDD時点のブート領域がコピーされている場合に発生することがあるのだと思います。
3)元のHDDがブート可能な状態のまま搭載されている。

この条件がそろうと起動当初はSSDなのですが、途中からHDDでブートされているという現象が発生することがあるようです。


解決策:
1)操作のためにいったん高速スタートアップを無効にする
windowsキー+Xで高度なコンテキストメニューコマンドプロンプト(管理者)を実行して「powercfg /hibernate off」 と入力してエンターキーを押下します。エラーが出なければこれでOKです。
元に戻すには powercfg /hibernate on これでOKです。

2)M/Bにインテルファーストブートなどのポスト時機器読み込み省略機能が搭載されている場合は無効にする。

3)一旦ブートSSD以外のストレージを無効(SATAケーブルや電源ケーブルを抜くなど)にして起動させたのちにシャットダウン。その後ほかのストレージを再接続します。

簡易に済ます場合はこれでOKです。


不具合を防ぐために念を入れる場合:
SSD以外のストレージのデータを移動したりバックアップするなどしたうえで、Windows8以降のインストールディスクで今すぐインストールを選択しオプションから、パーティションの削除→フォーマット→パーティションの削除を行ったうえで、一度に一台を増設(一度に複数台取り付けない)し、OSのディスクの管理で増設ディスクをインストールします。

注:ストレージのフォーマットなどにWindows8以降のインストールディスクを使用するのは、操作を行う時点でのディスク形式にかかわらずブート領域も間違いなく削除されるためです。


また、詳細な操作でストレージをインストールしなおした場合、Windows サーチでストレージ使用率が100%になってしまうケースやファイルの読み込みに非常に時間がかかってしまうなどの不具合も改善される場合があるようです。


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