Windows8/8.1でのSSD容量圧迫に関する解決法の具体例 - 2014/12月版

SSDもこなれてきて256GB程度のものを使い倒すような使用法をする方もずいぶん増えてきました。その中でいつも回答しているMSコミュニティーで2014/12の状況に即したちょうどよい質問が出ましたので紹介したいと思います。

具体的な事例であり、障害に関する配慮などもされていますし、質問者の方もPCスキルが比較的高く状況が大変わかりやすいので是非参考にしてみてください。

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起動ドライブを記憶域プールの作成で増量することができるか
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows8_1-files/%e8%b5%b7%e5%8b%95%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4/74fcad2e-4a78-4701-8946-1c66571e20bc?msgId=0c8da4c6-0757-43ff-8071-52767b0f0557

以下抜粋:
質問:
 コントロールパネル→記憶域→新しいプールと記憶域の作成 についての質問です。

 私のPCのCドライブは256GBのSSDを使い,リカバリドライブ(パーティション)を除いてOS・システムとCドライブにしか入らないアプリケーションのみをインストールしているのですが,残容量がほとんど無くなりました。最初はSSD512GBへの換装も考えたのですが,メーカーの保証がなくなることもあり,迷いながら何か方法はないかコントロールパネルを見ていたら記憶域という機能にたどり着き,使えないかと考えたところです。

 ネットでいろいろ調べましたが,よく分からないので質問します。

 記憶域プールの作成とは簡単に言うと複数のドライブを組み合わせて一つの仮想ドライブを作る仕組みであるように思うのですが,起動ドライブ(Cドライブ)に別の新しい物理ドライブを組み合わせてCドライブを増量できるのでしょうか。

 ただ心配なのは,ネットで調べると組み合わせる物理ドライブは空であるか,または組み合わせるとデータが消えてしまうと言うことが書いてあったので,Cドライブについては使えないとも考えられます。

回答などのやり取り:
・回答者
まだやっていなければ、少なくとも以下のことをやってみてください。(問題の発生しにくい順番に記述しています)
・システムファイルを含めたディスクのクリーンアップ
・ユーザーフォルダの中で場所の移動ができるものをほかのドライブに移動する(お気に入りは不可です)
・高速スタートアップを無効化し、Windows Updateなどで復活しないようにコマンドプロンプト(管理者)で休止ファイルの作成を止める。(powercfg /h off 半角スペースの入力忘れに注意)
仮想メモリを2GBに固定

・回答者
IE のキャッシュフォルダが壊れて肥大していないかをチェック
”ディスク クリーンアップ”で”システム ファイルのクリーン アップ”を行う
APのユーザーデータをSSD以外のドライブに移動
UPDATE でダウンロードされているファイルを削除
TMP、TEMP フォルダ内のファイルを削除

・質問者
jyamira1さん,Bblue_shadowさん,アドバイスありがとうございます。
 アドバイスに従いダイエットを試みました。
 当初Cドライブは,225GB中空き領域18.0GBでバーが赤く表示されていました。
 まずは,jyamira1さんのアドバイスから
①システムファイルを含めたディスクのクリーンアップ
 既に実行済
②ユーザーフォルダの中で場所の移動ができるものをほかのドライブに移動する(お気に入りは不可です)
 Documents,My Pictures,ダウンロード,ミュージックなど全て(お気に入りも含めて)既に移行済み
③高速スタートアップを無効化し、Windows Updateなどで復活しないようにコマンドプロンプト(管理者)で休止ファイルの作成を止める。(powercfg /h off 半角スペースの入力忘れに注意)
 高速スタートアップを無効化→実行
 休止ファイルの作成を止める→Cドライブのルートにhiberfil.sys ファイルは見当たらなかったがとりあえず実行
仮想メモリを2GBに固定
 仮想メモリを別のドライブに移動済
 次にBblue_shadowのアドバイスを実行
⑤ドキュメントフォルダ等を移動させている?
 上記②とおり実行済
IE のキャッシュフォルダが壊れて肥大していないかをチェック
 エクスプローラでは隠しファイルも表示するようにしているが,INetCacheフォルダが見当たらなかったが,とりあえずインターネット一時ファイルを別のドライブに移動
⑦”ディスク クリーンアップ”で”システム ファイルのクリーン アップ”を行う
 上記①のとおり既に実行済
⑧APのユーザーデータをSSD以外のドライブに移動
 既に実行済
⑨UPDATE でダウンロードされているファイルを削除
 実行
⑩TMP、TEMP フォルダ内のファイルを削除
 実行

・質問者
 ここで,Bblue_shadowさんのアドバイス(前回の返事で呼び捨てにしてすみません。コピペした際「さん」を付け忘れました。)のうち
⑧「APのユーザーデータをSSD以外のドライブに移動」ですが
 APのユーザーデータの意味がよく分からず,自分で作成したデータと勘違いし,上記(※)のとおり既に別のドライブに移動していましたので「既に実行済」としてしまいました。しかし,C:\Users\ユーザー名\AppDataのことだったのですね。これは実行していません。
 調べてみると,効果は絶大(私の場合140GB)のようですが,速度が落ちてせっかくのSSDの意味がなくなるという心配もありますので,これも再度残容量が少なくなったら実行してみたいと思います。

・回答者
> ⑥IE のキャッシュフォルダが壊れて肥大していないかをチェック
>  エクスプローラでは隠しファイルも表示するようにしているが,INetCacheフォルダが見当たらなかったが,
> とりあえずインターネット一時ファイルを別のドライブに移動

この場合元のフォルダが残ったままなので元フォルダを削除する必要有り
肥大化している場合は 1GB 程度かそれ以上に成っている可能性が有る

> ⑨,⑩はこれからも時々実行したいと思います。
定期的に行うなら以下のバッチを使う事の検討を

但しリネームしたフォルダは確認後別途削除する必要有り
  実行後はリブートを行う

rem このバッチと同一ディレクトリにログを残す
call :main >"%~dp0WINDOWS UPDATE ERR CLEAR LOG.TXT" 2>&1 ・回答者
Bblue_shadow さんに補足して参考情報です。

Internet Explorer 一時ファイルが肥大化する
http://blogs.technet.com/b/jpieblog/archive/2011/09/09/3452071.aspx

APデータに関しては、肥大化の原因となりやすいのはC:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\です。よくある原因APは、Adobe Premiere Elementsなどの画像/動画に関するものと、比較的最近という方が多く???という場合が多いのがiTunesiPhoneiPadのバックアップファイルがここに溜められていく)です。

mimizukuさんの場合「PCゲームを多数インストールされているのかな」ぐらいに思っていたのですが違ったのですね。また、PCはデスクトップ機で内蔵HDDの増設は可能でしょうか。可能であれば移動をしても極端なレスポンス低下はありません。(ただし絶対に不都合が発生しないとは言い切れまさん。また、正しい方法で移動しないと起動さえできなくなある場合があります)

ADデータもユーザーフォルダ同様に下位の個別のフォルダはプロパティーで場所の移動が可能です。フォルダオプションで隠しファイル/保護されたオぺレーティングファイルを表示させた後以下を参考に移動してみてください。

参考:必ず一度読んで疑問点は質問してくださいね
windows memo
http://windowsmemo.blogspot.jp/2010/03/appdata_20.html

AppData フォルダーとは
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/what-appdata-folder



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