2014/8/13のWindows Update適用後に問題が出ていないように見えるPCの危険な兆候とKBのアンインストール作業で不具合が出にくい手順

一部収束しない症状があったため追加の操作を実行しました。この記事をご覧になった後閲覧してみてくださいね。

【続報】2014/8/13のWindows Update適用後に問題が出ていないように見えるPCの危険な兆候とKBのアンインストール作業で不具合が出にくい手順
http://d.hatena.ne.jp/jyamira1/20140820/1408505088


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以下の記事の続報となります。

緊急…2014/8/13のWindows Updateの適用はしない方がよいかもしれません。(不具合速報)
http://d.hatena.ne.jp/jyamira1/20140815/1408052003

一見正常に見えても非常に危険な状態かもしれません……2014/8/13のWindows Update適用後に問題が出ていないように見えるPCの挙動
http://d.hatena.ne.jp/jyamira1/20140818/1408323552

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特に危険と思われる兆候

2014/8/20 14:40 追記:
以下の事象の列挙では問題KB以外のKBによる不調などが含まれている可能性も否定できません。その旨、ご容赦ください。

○起動時
・スリープからの復帰で、スタートボタン押しても反応しなくなった
・PCの起動時間がだんだん長くなる
(自分のWindows8.1 Update1 自作機では通常40秒ほどで起動→修復直前時点では、1分30秒程度まで伸びた)
・ビットロッカーを使用している場合は、突然回復キーの入力を要求されるようになる。正しい回復キーを入力してもだめ。
・デスクトップ画面が開始し、落ち着くまでに何らかのスタートアップなどの警告やエラーダイアログが出るようになる。
 内容としては、ファイルにアクセスできない/権限がない、管理者に問い合わせてくださいなどという系統のもの


○シャットダウンやスリープ
・キーボードのスリープボタンを押しても反応しない
・シャットダウンの時間が長くなる
・シャットダウン時HDDアクセスランプが光り続けて完了しない
・シャットダウン動作が終了したように見えるがPCの電源ランプが消えない

○通常の運用時
・ドライブ/ストレージが複数台ある場合にアップデート前とドライブパス/順番が変わってしまっている。
これ、きわめて危ないみたいです。
例:
アップデート前  C:システム、D:光学ドライブ、E:増設HDD、G:とH:プリンタ付属のカードリーダーなど
アップデート後  C:システム、D:増設HDD、E:光学ドライブ、G:とH:表示されない設定に変わっている


・復元ポイントが消えている
・8/14のアドビリーダーの更新に失敗し、その後も失敗し続ける。失敗時にエラーのダイヤログの詳細を開くと下の画像のようになっている。


・各種ソフトウエアのダイアログで文字が欠けたり、ずれるなど表示がおかしくなる。


VisualBasicやネットフレームワークなどがエラーでインストールできない。
・aaeditor261やクリスタルディスクインフォなどのzip版が使用できなくなる。(インストール版を入れると使用できる)
・何かのソフトを開くと今までとは違い、フォルダにアクセスできない、管理者に問い合わせなどと警告が出るようになる。
・キーボードの何らかのキー単体やCtrl+Vなどのショートカット操作の一部が異常になる。
 自分のところでは、エクセルにテキストボックスを挿入した場合だけ、なぜか「テンキー部にあるエンターキー」がダメでした。
・なぜかIEで文字化けが多くなる。
・フラッシュプレーヤーに異常が発生する、機能を利用した画像のアップロードなどができなくなる。
・特に何もしていないのにメモリを大量に消費する
・初回のドライブやフォルダの表示に長い時間がかかる場合が増える。
・デスクトップのショートカットの中に理由なくリンク切れのものが発生する。
・特定のワードやPDF文書が印刷できない、プリンタに送信する際に特定の箇所でエラーが出て送信が止まる。


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2014/8/1914:15追記

比較的危険度が低いのではないかという環境も少しわかってきました。

Windows7/8.1の32ビット版
・さらに、64ビット版も含めてWindows7のホームプレミアム・ベーシック・スターター、Windows8.1の無印

言い換えるとWindows7x64のプロフェッショナル・アルティメット・エンタープライズWindows8.1のPro・エンタープライズがより危険性が高いのではないかということです。問題となるKBの導入される個数が多いものほど障害が発生する可能性が高くなるのかもしれません。

手元環境でもWindows8.1 Proの32ビットとWindows7 HPの32ビットではKB2982791だけ、Windows7 ProとWindows 8.1 Proの64ビットではすべての手持ちPCで2個ないし4個導入されていました。


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修復作業を実行する
(こちらはまだ起動するPCでアンインストールすることによって不具合が発生するのを極力防止する手順となります)

○事前の準備
以下は、ある意味当たり前の作業なのですが不調に陥っているPCを回復しますので必ず実行することをお勧めします。(アンインストール作業で障害が出る事例も散見されますので実行を強くお勧めします。)また、すべての作業を開始する前にWindows8/8.1の方は高速スタートアップを無効にします。これは、高速スタートアップ有効時に「稀にレジストリ操作がロールバックされてしまう不都合」が発生するのではないかという疑いが存在するためです。

ここでは操作が簡便なコマンドプロンプトを使用した方法で高速スタートアップを停止します。(必ず実行してくださいね)

1)Windowsキー+Xキーで高度なコンテキストメニューを表示させ、コマンドプロンプト(管理者)を選択して実行します。
  powercfg /hibernate off   と入力してエンターキーを押下します。エラーが出なければこれでOKです。
2)元に戻すときは powercfg /hibernate on これでOKです。



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追記:実際の修復操作時にインターネットにつないだり、各種ソフトを開くのはNGですので

公式
http://japanese.engadget.com/2014/08/18/8-13-windows/

ぼくんちのTV別館(こちらの方がわかりやすいです。そのうえ大事な友人のブログですので、思い切り推奨)
2014年8月の「Windows Updateの不具合」を回避する方法
http://freesoft.tvbok.com/cat97/2013/windows_update_2014-08.html

で修復操作方法を事前に印刷しておいてください。

また、少なくともファイルのバックアップはとってください。なお、不調なPCのバックアップですのでソフトの設定等はバックアップしない方がよいと思います。

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目次
1)使用するソフトウエアをダウンロードしておく
2)コマンドプロンプトで使用するコマンドを間違えないよう  del %windir%\system32\fntcache.dat  をコピペ用にワードなどに張り付けたものを用意しておく。
3)システム構成ユーティリティーで不要なサービスを停止する
4)デバイスマネージャのスタートアップに表示されないスタートアップ項目がある可能性を考慮してAutoruns for Windows を使用して不要なスタートアップを停止する
5)インテーネット接続を切断し、セキュリテーソフトの動作を止める/アンインストールする。


実際の手順

1)http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb963902.aspx
からAutoruns と Autorunsc のダウンロードリンクを使いデスクトップに保存後右クリックで展開します。展開後のフォルダの中の上から二番目のautoruns.exeが今回使用するものになります。autorunsc.exeはコマンドプロンプト版です。(MSのツールで無料です)

2)後ほど使用するために   del %windir%\system32\fntcache.dat をワードやメモ帳にコピーし名前を付けてデスクトップに保存しておきます。

3)Windowsキー+Xキーで高度なコンテキストメニューを表示させ、ファイル名を指定して実行を選択します。msconfigと入力してOKボタンを押下し、システム構成ユーティリティーを呼び出します。


サービスのタブを選択して左下のMicrosoftのサービスをすべて隠すにチェックを入れます。次に右下のすべて無効-適用-OKと進みます。再起動を促されますので一度再起動します。




4)再起動したら、今度は不要なスタートアップを停止します。Autorunsフォルダの2番目にある「Autoruns.exe」を右クリックして管理者として実行します。初期状態ではすべての項目が表示されますので「Logon」タブを選択して不要なスタートアップを停止します。チェックボックスを外してXボタンで閉じるだけでよいのですが、誤って管理者として実行していない場合は警告が表示されて管理者実行を促されます。ここでも念のため再起動をします。

私の例:



5)LANケーブルを抜く、モデム/ルータの電源を切るなどお好きな方法でインターネット接続を切断します。キーボード/マウス以外のUSB機器をすべてとりばずすとより安心です。

その後に、セキュリテーソフトのアンインストールができればその方が望ましいのですが、Windows8/8.1などのディフェンダーは仕方がないのでチェックボックスを外し変更の保存ボタンを押下してリアルタイム保護を無効化します。




実際の修復操作

この後の操作は、以下を参考にしてください。


公式
http://japanese.engadget.com/2014/08/18/8-13-windows/

ぼくんちのTV別館(こちらの方がわかりやすいです。そのうえ大事な友人のブログですので、思い切り推奨)
2014年8月の「Windows Updateの不具合」を回避する方法
http://freesoft.tvbok.com/cat97/2013/windows_update_2014-08.html



ただし、ここまでの下準備が無駄にならないよう以下の注意点を守ってください。

・最初にコマンドをコピペしてワードなどを閉じます。この後は各種ソフトは開かないでください。
・次に実際の操作を行いますがコマンドプロンプトのフォントキャッシュ削除操作は修復アンインストール操作が終了して、再起動する直前にも追加で実行しすぐに再起動してください。
・.otfファイルの見落としに十分な注意を払うのはもちろんですが(効果がなくなったり、障害が新たになどということがあるかもしれません)、レジストリ操作は慎重に行ってください。



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