Windows8からWindows8.1へのアップデートに失敗する場合の対処方

副題:Windows Updateやアプリケーション、ドライバインストールがうまくいかない場合のトラブルシューティング

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2014/11/12 追記
【特報】Windows 8 のプロダクトキーでWindows 8.1クリーンインストールが可能になりました!!!
http://d.hatena.ne.jp/jyamira1/20141112/1415755891

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下に画像入りPDFのダウンロードリンクがあります。こちらは見やすくできていると思いますので興味のある方はダウンロードして記事をご覧ください。本文記事に関しては、抜粋紹介のため改定が反映されていない部分があります。



画像入り全文記事PDF

Widows8からWindows8.1へのアップデートに失敗する場合の対処方.pdf 直  


PDFがそのまま開けない方は右側のボタンよりダウンロードしてご覧ください。なお、PDFファイルは改変防止とセキュリティー保全のためウイルススキャン後に128ビットのセキュリティを適用済みです。

EaseUS Partition Master最新版
http://jp.easeus.com/partition-manager-software/professional.html


PDF改定履歴
2013/10/24:簡易な目次、システム予約領域に関する事項、BIOS操作の留意点などを追加しました
2013/10/25:アップデート元OSに自動ログオンを設定してある場合の注意書きを追加しました
2013/10/26:セキュアブート有効時はパーティション操作ソフトが動作しない場合があることを追記しました。
2013/11/9:インストール失敗時のBIOS上でのUSB設定とキーボードトラブルに関する情報を追記しました。
2013/12/11:
1)日本語アカウントなどでWindows8.1に移行してしまった際にWindows8の転送ツールを使用する方法(自己責任)を追加しました。
2)Windos8.1にアップデート移行してインストールディスクがない方が使用できる、SDKベースで作成するWindows PE 4.0起動ディスクの作成法を追加しました。
2014/2/19
すべての環境での事象かは確認が取れていませんが、UEFI+Windows8 Pro +オンラインで新規(再)インストールをした場合Windows8.1として完了することを追記しました。
2014/3/11
特にWindowsロゴの部分から進まない場合にM/BのBIOSでレガシUSBを無効にする、インストーラーの要件が変更になり(?) BIOS設定でCPU の NX (DEP) メモリ保護機能を有効にしないとインストールできなくなったことの2点を追加しました。





この文書は以下の構成になっています。
対象者:PC初級者から中級者

2014/2/19追記
どうもUEFIブート+オンラインではWindows8.1にアップグレードされてインストール完了のようです。都合により、8.1ではなく8という方はLANを切断してローカルでインストールしてくださいね。


内容の構成:
前段・この事態が発生する中でこの文書で取り扱う事象が発生する場合/その原因/理由などの概論
・アカウント名が日本語/漢字(ファイルネーム)の問題
・「すべてのWindowsアプリケーションを閉じる」とは?
Windowsのシステム予約領域の容量不足
・特に今回のWindows8.1へのアップデートにかかる特殊な要因
・接続機器、ソフトウエア、BIOSなどの一般的解説
・高速ブートの無効化
Windows8.1 x64版の見落としがちな追加要件
・アップデート元に自動ログオンを設定してある場合の注意

後段・具体的なPCの操作など
・日本語アカウント名が使われていた場合のトラブル対処法
Windows8の転送ツールを使用して設定もWindows8.1上で転送する方法
Windowsのクリーンブート
BIOS設定や画面、各ベンダードライバ/ソフトウエア更新ページの例
・セキュリティーソフトの完全アンインストールツールのダウンロードページの例
ADKベースのWindows PE 4.0起動ディスクの作成



この文書で取り扱う事象が発生する場合/その原因/理由などの概論

今回のWinodows8.1へのアップデート失敗の原因中にユーザーアカウントが日本語(漢字)名というのが特に多かったようです。
この件は、Windows上で動作するアプリケーションにももちろん散見されますし、あらあらに言ってファイルシステム(ファイルネーム)の問題ということですから、多言語で使用できるWindows(やアプリケーション)のデフォルト言語が(プログラム言語を含めて)英語ですので致し方のない部分でもあります。
皆さんがWindows7以降で最も影響を受けると思われるフォルダの中で自由にファイルの順番を変えることができない仕様や、マイドキュメントからドキュメントに名前が変更されていることなどもこれらに類することです。

しかしながら今回のようなことは、実は一方的に「マイクロソフトけしからん!!!」というようなものではありませんしそのほかの原因も多いからです。Windows8の時点からある程度判明していた日本語(漢字)アカウントの問題に注意喚起をしなかったのはいただけませんが、そのほかの事象ではある意味ユーザーが「なめていた」部分があるように見えるからです。
いったいどの部分を「なめていた」かというと
「インストールの前にすべてのWindowsアプリケーションを閉じてください」
この警告です。

Windowsユーザーでは、各種ソフトウエアなどをインストールする際にこのような注意を目にしたことのある/知ってはいるという方が大部分と思います。どうしてこのような注意喚起がなされるのかというと当たり前のことですがインストール失敗の原因となるからです。

今回Windows8からWindows8.1へのアップデートに際し、多数の方が様々な環境でアップデートを試み中には障害が発生する人がいらっしゃるようです。Windowsの場合にはそれぞれの方がプラットフォームとして使用するうえで多様なアプリケーションや機器を使用し、その中にはドライバなどを含めて対応がアップデート/インストールに対応することが謳われていないものも使用されていることも多いと思います。

皆さんの中で概ね5年以内にPCを使い始めた方は、このような警告を守らなくてもアプリケーションなどのインストールやアップデートなどに失敗をしたことがない方が多いと思いますし、CDやDVDなどに書き込みを行っている最中にPCでほかの操作を行っても書き込みに失敗したという方はまずいないと思います。
ところがこれは、古くからのPCユーザーにとっては当たり前のことではないのです。(今では慣れっこになって油断していたとしても)痛い目を見たことがある人がたくさんいるはずです。これはひとえにPCハードウエアの性能が上がったことやそれを使い切るためにWindowsなどのOSが進化してきたおかげなのです。

ということは
「障害が発生する原因そのものがなくなったわけではない」
実はそういうことなのです。


大多数の方が体験したことがあると思いますが、Windows Updateの際に「重要なファイル…使用…」という表示がなされてシャットダウン操作が始まり、「更新をインストール…○○%」その後も自動的に再起動が何度か行われる場合があります。
実はこれ、(障害を発生さたりせずに)正常にインストールされるようWindowsが自動的に「インストールの前にすべてのWindowsアプリケーションを閉じてください」に相当する操作をしてくれているのです。


=========中略======



具体的なPCの操作
ここでは、日本語(漢字)アカウント名の件とクリーンブートの操作のみ大きなトピックとして扱います。BIOSの操作などはそれぞれの場合によりずいぶんと違ってきますので参考程度の掲載となります。


日本語(漢字)アカウント名によるトラブル
こちらは、漢字マイクロソフトアカウント名のまま移行してしまった方向けの記事です。通常のアカウント名はコントロールパネルのユーザーアカウント項目から変更可能です。いずれにしろ、できるだけ移行前にアカウント名を英数字に直してください。

1)念のため削除するアカウントのユーザーファイルのバックアップなどする。(爾後にトラブルがなければ必要ありませんが…)

2)どちらにしろアプリケーションなどの互換性の問題もあるようなのでユーザーのファイルのみ再構築するようにしたほうが望ましいと思われるのでアプリケーションなどの設定は持ち込まない。

3)マイクロソフトアカウントの表示名が漢字の場合は以下のページを参考に表示名を英数字に変更してください。



2015/1/24追記
よろしくお願いすます!!!
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